【2024.10】兵庫県で事業再構築補助金を申請するなら株式会社補助金プラスへ!採択事例を4つ紹介
兵庫県で「コロナ禍で事業再構築補助金に応募したい」「事業再構築補助金で既存事業を立て直したい」と思っている方々いませんか?この記事では事業再構築補助金の概要について、そして兵庫県の各地域における採択事例について解説していきます。
- 事業再構築補助金の補助上限金額や採択率などが分かる
- 兵庫県の事業再構築補助金の採択事例が確認できる
事業再構築補助金とは?
事業再構築補助金は、経済産業省が提供する支援制度であり、新型コロナウイルスの影響などで経営困難に陥った事業者に対して経営再建や事業継続の支援を行うものです。
具体的な補助対象費用には、建物の建設費や改修費、新システムのためのシステム構築費など各費用ごとに異なる補助率が設定される場合があります。事業再構築補助金は主に中堅企業や中小企業の事業者が対象となっていますが、経営規模に関係なく全国の事業者に対して建物の改修費や建設費、システム構築費など様々な面でサポートする役割を果たしています。
事業再構築補助金を活用して観光地をもっと活発にしたい、コロナ禍で落ち込んでいる地域を盛り上げたいと掲げている事業が事業再構築補助金には多く応募しています。
事業再構築補助金とは?
事業再構築補助金の補助率
まず、事業再構補助金の補助率を見ていきましょう。以下は、応募枠に対する補助率を示した画像です。
応募枠 | 中小企業等 | 中堅企業等 |
①成長枠 | 1/2(2/3) | 1/2(2/3) |
②グリーン成長枠 | 1/2(2/3) | 1/2(2/3) |
③卒業促進枠 | 1/2 | 1/3 |
④大規模賃金引上促進枠 | 1/2 | 1/3 |
⑤産業構造転換枠 | 2/3 | 1/2 |
⑥最低賃金枠 | 3/4 | 2/3 |
⑦物価高騰対策・回復再生応援枠 | 2/3※ | 1/2※ |
上の画像から分かるように、事業再構築補助金は全額補助と言うものがほぼ無く、主に提出した希望額の何割かを補助するという形態になります。
事業再構築補助金の補助率は多くが30~50%程度ですが応募枠によってはさらに補助率が変動する場合があります。事業再構築補助金の補助率は全国の中小企業の方が多くの枠で補助率が高い場合が多いですが、地域やその事業の計画によっては逆転する可能性があります。
しかし、サプライチェーン強靭化枠だけは他の枠とは違い規定が異なっているので確認が必要になります。
⇒サプライチェーン強靭化枠についての詳細はこちらから
事業再構築補助金の補助上限金額
次に事業再構築補助金の補助上限金額を見ていきましょう。以下は、応募枠と従業員数に対する補助上限金額を示した画像です。
応募枠 | 従業員数 | ||||
〜5人 | 6〜20人 | 21〜50人 | 51〜100人 | 101人〜 | |
①成長枠 | 2,000万円 | 2,000万円 | 4,000万円 | 5,000万円 | 7,000万円 |
②-1グリーン成長枠(エントリー)(中小企業等) | 4,000万円 | 4,000万円 | 6,000万円 | 6,000万円 | 8,000万円 |
②-1グリーン成長枠(エントリー)(中堅企業等) | 1億円 | ||||
②-2グリーン成長枠(スタンダード) | 中小企業等:1億円 中堅企業等:1.5億円 | ||||
③卒業促進枠 | 成長枠・グリーン成長枠に準じる | ||||
④大規模賃金引上促進枠 | 3,000万円 | ||||
⑤産業構造転換枠 | 2,000万円 | 2,000万円 | 4,000万円 | 5,000万円 | 7,000万円 |
⑥最低賃金枠 | 500万円 | 1,000万円 | 1,500万円 | 1,500万円 | 1,500万円 |
⑦物価高騰対策・回復再生応援枠 | 1,000万円 | 1,500万円 | 2,000万円 | 3,000万円 | 3,000万円 |
まず事業再構築補助金の補助上限額とは、申請者が受けることができる事業再構築補助金の最大限度を示しています。補助上限金額は主にその企業の従業員数と応募枠で決定します。
空き家や空き地などを利用した新規事業の他に最新の技術を用いた新規事業や都道府県一帯を再興するような新規事業は多額の費用が必要になることから事業再構築補助金の上限が上振れすることがあります。
上の表を参照にすると、事業再構築補助金の上限金額は一定に決まっているのではなく様々な応募の枠組みが設けられており事業再構築補助金を申請しようと考えている経営者の方は自分の計画に支給される事業再構築補助金の上限を知っておくことが必要です。
先程の補助率と関連して補助上限額は、一般的には補助金の割合に基づいて設定されます。補助率が高い場合、補助上限額も相応に高く設定されることがあります。
事業再構築補助金の採択率
次は事業再構築補助金の採択率を見てみましょう。以下の画像は第1回から第10回までの応募件数と採択件数、採択率を示した画像です。
公募 | 応募件数 | 採択件数 | 採択率 |
第1回公募 | 22,229件 | 8,015件 | 36.0% |
第2回公募 | 20,800件 | 9,336件 | 44.9% |
第3回公募 | 20,307件 | 9,021件 | 44.4% |
第4回公募 | 19,673件 | 8,810件 | 44.8% |
第5回公募 | 21,035件 | 9,707件 | 46.1% |
第6回公募 | 15,340件 | 7,669件 | 49.9% |
第7回公募 | 15,132件 | 7,745件 | 51.1% |
第8回公募 | 12,591件 | 6,456件 | 51.3% |
第9回公募 | 9,368件 | 4,259件 | 45.4% |
第10回公募 | 10,821件 | 5,205件 | 48.1% |
第11回公募 | 9,207件 | 2,437件 | 26.5% |
第12回公募 | 7,664件 | 2,031件 | 26.5% |
上の表で注目してほしいのは採択率です。第一回の採択率は36.0%と、3社のうち2社は落ちてしまうという低い採択率となっていますが、第8回以降はおよそ50%前後の採択率になっています。採択率が上がっていることにはコロナ禍による資金難による多くの応募も大きく関わっているでしょう。
最新の第10回では応募数そして採択率も低下している傾向が分かります。第10回の事業再構築補助金の採択された例を見ると、第1回や第2回の採択例よりもより緻密な計画そして地域密着型の事業が多いように思います。また第10回の事業再構築補助金の結果では様々な応募枠の中でもコロナ禍の大きな影響を受けた製造業、小売業、建設業などが採択率が高い傾向にあります。
また、最新の第10回の採択結果からは最新技術を導入した新規事業も多く見られます。しかし、特に需要の高い補助金や予算が限られている場合は、採択率が低くなる傾向があります。その際は申請の前に前回、前々回の採択結果などを参考にすると良いでしょう。
第10回の採択結果はこちらから
さて、兵庫県では、どのような事業が採択されたのでしょうか。
兵庫県の採択事例を紹介
今回は兵庫県の事業再構築補助金の採択事例を4つ紹介します。
兵庫県の採択事例を紹介
新設備導入
一つ目は、兵庫県芦屋市の建設業の企業が提供する「新設備導入により住宅解体業務へ新分野進出」と言う事例です。乾式コンクリートカッターの新設備導入により、汚泥の出ない工事施行ができる体制を構築しました。さらに立体駐車場や高層ビルや家屋、狭小鉄骨住宅などの解体工事を施行可能にし、住宅解体業務へ新分野進出をはたすことで新たな収益を見込んでいます。事業再構築補助金は新設備の建設費、機材費に利用されていると考えられます。
機材費に利用
二つ目は、兵庫県尼崎市の生活関連サービス業の企業が提供する「髪質や頭皮のヘルスケアニーズに応えるヘアケアシャンプー事業」と言う事例です。この企業は中高年の女性の中で高まる頭皮や髪質ケアのニーズに応える為、ヘアケアシャンプー事業を立ち上げました。新たなシャンプーマシンを導入し、頭皮や髪質の改善を目的としたシャンプー事業を行うことで新規顧客の獲得を目指しています。事業再構築補助金は主にシャンプーマシンの機材費に利用されていると考えられます。
システム構築費に利用
三つ目は、兵庫県神戸市の卸売業の企業が提供する「ポストコロナのセレクトショップ(ネット&リアル)の開設による販路拡大」と言う事例です。新型コロナウィルス感染症、顧客の高齢化、物価高騰などにより急激に悪化した売上を回復させ事業を再生するために、97年間の実店舗での実績を活かしたリアルとネットが融合した新たな品揃えのセレクトショップを開設すると共にSNSを活用した新たな市場で顧客獲得を目指す。事業再構築補助金は主にネット販売のためのシステム構築費に利用されたと考えられます。
広告宣伝費や建設費に利用
四つ目は、兵庫県姫路市の建設業の企業が提供する「トレーナー資格を活かした地域唯一のトリミングサロン事業への新たな進出」という事例です。コロナ禍とペットの家族化によりペットへのサービスのニーズが増加している中でトリマーとドッグトレーナーを兼ね備えた知識とスキルを活かして、犬にとって優しいトリミングとしつけ相談に乗れるトリミングサロンを開業し、拡大している市場へ進出しました。事業再構築補助金は主にトリミングサロン開業のための広告宣伝費や建設費に利用されたと考えられます。
これら4つの兵庫県の採択例から、既存事業に加えてインターネットを使った新規事業やコロナ禍を打開するための新規事業が採択されやすい傾向にあるとわかります。
事業再構築補助金の申請支援なら株式会社補助金プラスにお任せ!
株式会社補助金プラスでは、兵庫県の事業者様向けに事業再構築補助金の申請支援を行っております。株式会社補助金プラスの事業再構築補助金の申請支援サービスは次のような特徴があります。
- 他者ではあり得ない90%の高採択率
- 全国各地どこでも可能、オンラインで全国対応
- 事業計画を通じて、お客様の強みを言語化
無料相談も行っているため、兵庫県の事業者様で「この事業で補助金が使えるか?」「採択率を高めるにはどうしたら良いか?」といった悩みがあるような方がいましたら、お気軽にご相談ください。
ありがたいことに、現在多くの経営者の方々から支援のご依頼を頂いており、定員に達し次第受付を締め切らせていただくので、ぜひ早めにご相談いただければと思います。