【2024.2】省人化・省力化補助金は農業で活用できます!農業での活用方法や概要を解説!
令和6年1月に、中小企業基盤整備機構から省人化・省力化投資補助金の補助事業についての公募要領が発表されました。省人化・省力化補助金とはその名の通り、IoT、ロボット等により人手不足を解消することを目的とした補助金ですが、実際にどのように省人化・省力化補助金を活用するのか、いまいち活用イメージが想像できていない事業者の方もいると思います。
この記事では、農業で省人化・省力化補助金の概要を解説していき、最後の章には
省人化・省力化補助金の農業での具体的な活用方法を解説しているのでぜひ参考にしてください。
- 省人化・省力化補助金の最新情報が把握できる
- 省人化・省力化補助金を農業での活用イメージが把握できる
省人化・省力化補助金とは【中小企業省力化投資補助金】
省人化・省力化補助金とは【中小企業省力化投資補助金】
中小企業省力化投資補助金とは、中小企業などが売上拡大や生産性向上を促進するため、人手不足に悩む中小企業に対して、IoTやロボットなどの人手不足解消に効果がある一般的な製品や機械設備の導入をするための事業などの経費の一部を補助する制度です。
そのため、人手不足に悩む事業者の方なら要件さえ満たせばだれでも申請可能です。飲食業や宿泊業をはじめ、サービス業や運送業まで、幅広い範囲で省人化・省力化補助金を活用することができます。
特に農業を営む事業者の方は多くの機械設備やドローンなど様々な用途で省人化・省力化補助金を活用できますので、農業を営む事業者の方は必見です。
省人化・省力化補助金の補助金額・補助率
現在発表されている省人化・省力化投資補助枠(カタログ型)の補助金額・補助率は以下のようになっております。
※賃上げ要件を達成した場合、()内の値に補助上限額を引き上げ
枠(申請類型) | 補助金額 | 補助率 |
---|---|---|
省力化投資補助枠(カタログ型) | 従業員5名以下 200万円(300万円) | 1/2 |
従業員6名~20名 500万円(750万円) | ||
従業員数21名以上 1000万円(1500万円) |
省人化・省力化投資補助枠(カタログ型)は他の補助金と同様に、従業員数によって補助金額が変わることに注意が必要です。例えば、従業員が5名以下なら補助金額は200万円、従業員が6名~20名なら500万円、従業員数21名以上なら1000万円となっています。
農業においては規模によって従業員数が大きく変わるので、そのことを念頭に置きながら省人化・省力化補助金利用を考えたいですね。
補助率は一律で1/2となっています。
省人化・省力化補助金の対象設備
先述したように基本的にはAIシステムやロボット、機械設備が対象になっています。
詳しい業種別の導入例は以下の記事を参考にしてください。
省人化・省力化補助金のスケジュール
2024年2月の時点では、まだ公募の具体的な日程やスケジュールは発表されていません。
具体的な概要や日程が公式で発表されましたら随時更新していきます。
省人化・省力化補助金を農業での活用方法を6つ紹介!
省人化・省力化補助金を農業での活用方法を6つ紹介!
それでは、実際に農業で省人化・省力化補助金を活用するにはどのような活用方法があるのでしょうか?
INU株式会社が予想する省人化・省力化補助金の農業での活用方法を6つ紹介します。
スマート農業(精密農業)の導入
<活用方法>
土壌の水分や栄養状態、気象情報などをリアルタイムで収集・分析し、最適な灌漑や施肥、農薬散布を自動化します。
<メリット>
資源の節約、収穫量の増加、品質の向上、環境への影響の軽減します。
自動化された灌漑システム
<活用方法>
IoTセンサーを用いて土壌の水分レベルを監視し、必要に応じて自動で灌漑を行うシステム。
<メリット>
水の使用効率化によるコスト削減、作業の自動化による労働力の削減。
農業用ドローンの活用
<活用方法>
農薬や肥料の精密散布、作物の健康状態や成長のモニタリングを行います。
<メリット>
効率的な農薬散布による収量の向上、作業の迅速化、人手による散布よりも均一な散布が可能。などが見込まれます。
収穫ロボットの導入
<活用方法>
収穫ロボットは機械学習を用いた視覚システムで成熟した作物を認識し、自動で収穫します。
<メリット>
収穫作業自動化による効率化と収穫速度向上、人手不足の解消、24時間稼働による生産性の向上。などが見込まれます。
そのため、広範囲の敷地があっても人手不足で有効活用できていない、なんて方もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめです。
畜産農業における自動給餌・健康管理システム
<活用方法>
IoTデバイスを使用して家畜の健康状態をモニタリングし、自動で給餌や環境調整を行います。
<メリット>
効率的な給餌による飼料コストの削減、健康管理の向上による生産性の向上、人員または労働時間の削減が見込まれます。
農業用ロボットトラクター
<活用方法>
農業用ロボットトラクターは自動耕作で耕耘、播種、施肥を行い、装備された収穫機で成熟作物を収穫します。それだけでなく、センサーで土壌と作物のデータを収集して最適な農業戦略をサポートします。
<メリット>
農業用ロボットトラクターは、重労働の自動化により労働力不足の問題を軽減し、連続稼働による作業効率の向上と精密農業の促進で生産性を高めます。また、長期的には人件費削減と効率化により運用コストを下げることもあると思われます。
農業で省人化・省力化補助金の活用をお考えの方はINU株式会社へ!
まだ、詳しい日程などの概要が発表されていない省人化・省力化補助金ですが、INU株式会社では省人化・省力化補助金の申請支援サービスを行います。これまで、事業再構築補助金や、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金などの補助金申請支援を行ってきた経験から、採択されるために抑えるべきポイントや必要手続きを円滑に処理するためのコツなどを有しております。
省人化・省力化補助金の多様な活用方法が期待できる農業を営む事業者の方はぜひ省人化・省力化補助金の活用を検討してみてください。
農業で省人化・省力化補助金の活用をお考えの方はお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、省人化・省力化補助金の概要と、農業で省人化・省力化補助金を活用する際の活用イメージを紹介しました。ロボットやAIなどは農業でコスト削減や生産性の向上をメインとした多くのメリットがあります。具体的な内容が発表されていない今から、省人化・省力化補助金の活用を検討しておきましょう。