【2025.7】ものづくり補助金のスケジュールと申請から支給までの段取りや必要書類を解説

ものづくり補助金においては、申請期日や補助事業実施期間等、スケジュールに関する多くの定めがあります。正しく把握しておかないと、活用の際に戸惑いが生じてしまうものです。
この記事では、第20次公募におけるスケジュールや過去の公募のスケジュールやものづくり補助金全体の流れについても解説します。
- ものづくり補助金第20回公募のスケジュールを確認できる
- ものづくり補助金がどのように進行するかがわかる


ものづくり補助金の第20次公募のスケジュールは?
ものづくり補助金第20次公募のスケジュールは以下のようになっております。
なお、第20次公募では、通常枠、グローバル枠のみの公募となっており、その点にも留意する必要があります。また、これ以外にも補助事業実施の期限が定められる場合もありますので注意してください。
ものづくり補助金の全体的なスケジュール

ものづくり補助金の全体的な流れは以下のようになっています。
事務的な手続き | スケジュール・内容 | 必要書類 |
電子申請 | ものづくり補助金に電子申請する作業 | ①基本情報 ②次世代法一般事業主行動計画公表の確認 ③事業計画書 ④補助経費に関する誓約書 ⑤賃金引上げ計画の誓約書 ⑥決算書等 ⑦従業員数の確認資料 ⑧再生事業者に係る確認書 ⑨大幅な賃上げ特例に係る計画書 ⑩最低賃金引上げ特例に係る状況の確認資料 ⑪資金調達に係る確認書 ⑫海外事業の準備状況を示す書類 ⑬加点関係資料 |
交付申請 | 申請した事業経費を審査して確定する作業 採択発表後より約1か月以内 | ①現状確認資料 ②申請内容ファイル ③見積書 |
補助事業の実施 | 交付決定後、補助事業実施 交付決定から役10か月以内 | ①補助事業遂行状況報告書 ※事務局からの要請時のみ |
実積報告 | 事業成果の報告 完了日から30日を経過した日または事業完了期限日のいずれか | ①補助事業筆跡報告書 ②会計書類・証拠書類 |
確定検査 | ・申請ないようが正しく実施されたか ・経費が適切に使用されたかの確認 ・実績報告書の検証 | |
補助金の請求 | 事務局からの補助金確定通知書を受け取り後、補助金精算払請求書を提出 | 補助金精算払請求書 |
補助金の振込 | 補助金精算払請求書の受領後、補助金額の振込 | |
事業化状況報告 | 補助金受け取り後5年間、事業化状況・知的財産検討報告書の提出 | 事業化状況・知的財産検討報告書 |
ものづくり補助金入金までの手続きの中には、手続きを行う期限も存在します。
例えば、交付申請では、補助金申請後「採択者」と判明してから行う手続きですが、補助事業期間が定められているため交付申請が遅れてしまうと、交付決定が遅れてしまいます。交付決定が遅れると補助事業期間が短くなってしまいます。そのため、採択後の手続きには十分注意が必要です。
簡単なスケジュールは以下の画像を参照してください。

ものづくり補助金の過去のスケジュール
参考として、ものづくり補助金の過去数回分のスケジュールを記載します。
公募開始 | 申請開始 | 公募締切 | 採択決定 | |
第14次公募 | 2023/1/11 | 2023/3/24 | 2023/4/19 | 2023/6/23 |
第15次公募 | 2023/4/19 | 2023/5/12 | 2023/7/28 | 2023/9/29 |
第16次公募 | 2023/7/28 | 2023/8/18 | 2023/11/7 | 2024/1月中旬 |
過去のものづくり補助金の公募を見ると、採択結果発表は公募締切の約2か月後です。今回は約3ヶ月後が予定されています。
また、今回の公募で不採択になった場合、次回公募の締め切りは意外とすぐ来ることがわかるでしょう。なので、再申請する場合はこの期間のうちに不採択理由を改善し、再度申請作業に備える必要があります。
また、採択者になった場合は「交付申請」をしなければいけないので、事前に把握しておくようにしましょう。
不採択となる理由については以下の記事を参考にしてみてください。

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まとめ
この記事では、ものづくり補助金第20次公募のスケジュールについて紹介したほか、ものづくり補助金の進行についても解説しました。
当然のことかもしれませんが、公募締切2日前から締切当日に提出された事業計画の採択率は、それ以前の提出と比べ大幅に低下しているようです。ものづくり補助金の申請をお考えの方はスケジュールをしっかり把握し、支援者の支援のもとで余裕をもって事業計画を作成することをお勧めします。