ものづくり補助金はコンサルの支援を受けるべき?費用やメリット・デメリット

「ものづくり補助金はコンサルの支援を受けた方がいいのだろうか」と考えたことはありませんか?実際にものづくり補助金はコンサルの支援を受けている事業者も多いです。今回はそのメリット・デメリットや費用相場について紹介します。

目次

ものづくり補助金とは

誰が受け取れる?

ものづくり補助金とは、経済産業省の中小企業庁が管轄する補助金のことで、中小企業等の革新的な製品・サービスの開発や、プロセスの改善を支援することを目的とした補助金のことです。

ものづくり補助金は一定の資本金や従業員数をこえない事業者であれば誰でも受け取ることが可能で、設立まもない新設の事業者でも使うことが可能です。

また、ものづくり補助金は会社だけではなく個人事業主でも受け取ることが可能となっている補助金です。

何に使える?

ものづくり補助金は、新たな製品・サービスの開発や生産・サービス提供プロセスの改善のために行う投資に対して使うことができます。投資の対象としては様々なものに利用することが可能ですが、機械装置やシステムといった設備投資が主な投資対象となっている必要があります。

ものづくり補助金では、大型の設備投資を行うことが想定されており、1,000万円を超えるような金額の補助金を受け取ることが可能となっています。補助金の申請額が大きくなるほど採択率が高くなっているというデータもあるので、大型の設備投資を新たに行おうとしている事業者の皆様はものづくり補助金を有効に活用することを検討してみると良いでしょう。

ものづくり補助金をコンサルに頼むメリット

事業のブラッシュアップができる

ものづくり補助金をコンサルに頼むメリットの一つ目が、新規事業のブラッシュアップができるということです。

ものづくり補助金は1/2または2/3の補助金を受け取ることができるものの、大きな投資であることは変わりないので、採算が取れる費用対効果の高い事業としたいですよね。コンサルタントは経営のプロフェッショナルであるため、単に補助金の申請を支援してくれるだけではなく、事業自体へのアドバイスも行ってくれます。

客観的な視点で自分が行おうとしている事業のフィードバックをコンサルから得ることができるので、自分の事業を見つめ直すことができ、実際に行う事業が成功する確率がグッと高まると言えます。

採択されやすい事業計画書を作成できる

ものづくり補助金をコンサルに依頼するメリットの二つ目が、採択されやすい事業計画書を作成できることです。

ものづくり補助金は、申請すれば誰でも受け取れるわけではなく事業計画書などをもとに行われる審査を通過した事業者だけが受け取ることが可能です。ものづくり補助金は金額も高額になるので、厳密な審査が行われ全体の採択率は約5割程度となっています。ものづくり補助金のコンサルは、この事業計画書作成のノウハウがあるため高い採択率の事業計画書を作成してくれます。

ものづくり補助金の採択率を高めるためには、公募要領に記載されている審査項目をしっかりと抑えた事業計画書を作成することが必要ですが、慣れていない人が書くとついいくつかの審査項目を落としてしまうといったこともあります。

ものづくり補助金は、非常に大きな金額がかかっている補助金であるため、なんとしても受け取りたいと多くの事業者のみなさまがお考えであると思います。そのため、採択率を上げるために補助金に精通しているコンサルに支援を依頼する事業者が多くいるのです。

申請作業の負担を軽減できる

ものづくり補助金をコンサルに依頼するメリットの三つ目が、申請に必要な作業の負担を軽減できることです。

ものづくり補助金を申請するには、電子申請フォームへの情報の打ち込みや必要書類の整理といった作業が必要となってきますが、慣れていないとどの書類やデータをどのように整理すれば良いのか分からなかったり、そもそもどのような申請手続きが必要なのか分からなかったりします。そこで色々調べながら申請をしていたら非常に多くの時間を費やしてしまったという声も聞かれます。

ものづくり補助金をコンサルに依頼することで、どのような作業を行えば良いのか、どのような書類をどのように整理すれば良いのかといったアドバイスを受けることができるのでものづくり補助金への申請にかかる作業負担を大幅に軽減することが可能です。

ものづくり補助金をコンサルに頼むデメリット

費用がかかる

ものづくり補助金をコンサルに頼むデメリットは、コンサルへの費用がかかることでしょう。具体的なコンサルの費用についてはこのあと説明していきますが、安いとは言えない支出が発生するので手間はかかっても支出は抑えたいと考える人は自分で申請するのも選択肢のひとつでしょう。

ただ、経営者のあなたの時間は非常に貴重であり補助金の申請によって、膨大な時間がさかれてしまいます。コンサルに依頼することによってこの時間を削減することができるのならむしろ費用を払ってでも依頼した方が安上がりになるといったこともありえるでしょう。

打ち合わせ等の時間がかかる

また、打ち合わせ等の時間がかかることもものづくり補助金をコンサルに頼むデメリットとなっています。

ものづくり補助金をコンサルに依頼すると、今の事業やこれから行う事業に関する打ち合わせを行うことになると思います。コンサルは採択率をできるだけ高めるため、事業計画書の解像度をあげようと様々な観点から質問をするのでこの打ち合わせに時間がかかるかもしれません。

ただ、このような打ち合わせを行ってコンサルに自社の状況や新規事業の構想について話すことによって自分自身の事業の解像度も上がると思いますし、コンサルからのフィードバックによる事業自体のブラッシュアップという効果も期待できます。

ものづくり補助金のコンサルの費用はどれくらい?

着手金と成功報酬という報酬体系

ものづくり補助金のコンサルは、着手金プラス、事業が採択された場合の成功報酬という報酬体系をとっている事業者が多いです。

成功報酬という報酬体系をとっていることで、事業者は採択されて補助金が受け取れることが確定した時にだけ報酬を支払えば良いのでリスクを抑えて申請支援を依頼することができます。また、コンサル側の視点で見ると事業がものづくり補助金に採択されなければ報酬を受け取ることができないため、できるだけ質の高い事業計画書を作成しようと努力するインセンティブが働きます。

着手金と成功報酬の相場は?

ものづくり補助金のコンサルへの費用である着手金の相場は10万円〜15万円となっています。この着手金は、事業計画書を作成することと申請作業を支援することといったサービスに対する費用となっています。

ものづくり補助金のコンサルへの成功報酬の相場は、受け取る補助金額の10〜20%となっています。ものづくり補助金の報酬と採択率の関係に関するデータがものづくり補助金の公式サイトに掲載されています。この結果から、ものづくり補助金は支援者がいた方が採択率は上がり、報酬は受け取る補助金額の15%になるまでは報酬が上がるほど採択率が高くなっています。その一方で、報酬が15%を超えると採択率が下がっているので、報酬が15%を超えると「高いのではないか」と慎重に検討すると良いでしょう。

ものづくり補助金のコンサルを選ぶポイント

採択実績は豊富か?

ものづくり補助金のコンサルを選ぶ時にチェックして欲しいポイントの一つが採択実績が豊富にあるかという点です。ものづくり補助金の採択率をできるだけ高めたいのであれば、過去に採択実績のある会社を選んだ方が安心です。

ただし、採択実績は証拠などを確認できるわけではなくホームページなどに記載されている採択実績はあくまで事業者の自己申告に過ぎないためその点については注意するようにしましょう。

コンサルタントとの相性はよいか?

ものづくり補助金は申請から採択後の手続きまで合わせると約一年以上のスパンがかかります。このような長期間の関係となることからコンサルタントとの相性がよいかというのもコンサルを選ぶ上で重要なポイントとなっています。ものづくり補助金の支援を行っているコンサルは多くあり、それぞれの事業者に長所はあるもののやはり合う、合わないの問題はどうしてもあるでしょう。多くのコンサルが無料相談を実施しているので、相性を確認するという意味でも様々なコンサルと話してみるのが良いでしょう。

ものづくり補助金のコンサルを選ぶ時の注意点

採択後の支援まで料金に含まれているかを確認する

ものづくり補助金をコンサルに依頼する際には、必ずサービス内容で何を行ってくれるかを確認するようにしましょう。ものづくり補助金のコンサルが行ってくれる主なサービス内容は以下の通りです。

①事業計画書作成
②申請支援
③交付申請支援
④実績報告書作成
⑤実績報告支援

体感としては、提示されている着手金プラス成功報酬では①と②を行い、採択後に必要となってくる手続きの③〜⑤は別料金で行っているコンサルが多いです。ただ、コンサルによっては①〜⑤まで全てを提示している着手金プラス成功報酬で行っているところもあります。(合同会社INUではご提示した金額で①〜⑤まで全て行い、追加料金はかかりません)

ものづくり補助金の盲点が、採択後の手続きである交付申請や実績報告といった手続きの負担が意外と重く、この手続きを正しく行わないと最悪補助金の取り消しになってしまうことです。交付申請や実績報告といった手続きは自身で行うこともできますが、コンサルへの依頼も視野に入れましょう。

交付申請や実績報告といった手続きまでコンサルに依頼することを決めている場合は、①〜⑤までのトータルの金額がいくらなのかでコンサルを決められると良いでしょう。

悪質なコンサルも

ものづくり補助金の公式ホームページでも注意喚起が行われているように、実際のサービスと乖離した高額な報酬を請求するような悪質なコンサルもいるので注意が必要です。具体的には、事業計画書を作成するのではなく口頭でいくつかアドバイスしただけで、高額な成功報酬を請求したという事例もあるそうです。

ホームページをチェックしてみたり、問い合わせや無料相談を行って実際に話してみたりすることで、信頼できるコンサルなのかを必ず見極めるようにしましょう。

まとめ

この記事では、ものづくり補助金をコンサルに依頼するメリット・デメリットや依頼する場合の費用の相場について解説してきました。ものづくり補助金は、金額が大きくなるため厳しい審査が行われ、自力で採択されるのは難しいためコンサルに依頼することを選択肢の一つとして検討してみてくださいね!

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