【2024.2】事業再構築補助金はドッグランに活用可能!採択事例とポイントは?

事業再構築補助金はドッグランに活用可能!採択事例とポイントは?

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※記事は作成時の公募要領をもとに作成しているため最新の情報と異なることがございます

「事業再構築補助金を活用してドッグランを開くことはできるのだろうか?」と疑問に思ったことはありませんか?

結論から言うと事業再構築補助金を活用してドッグランを開くことは可能です。しかし、ドッグランを開くには対象経費をはじめとする注意点がいくつかあるので正しい知識が必要となります。

この記事の目次

ドッグラン事業とは?

ドッグラン事業とは?

ドッグランは飼い犬をあるスペースの中でリードを外して自由に運動することができる場所のことです。

単なるドッグランであれば必要な資格や許可は特にありません。しかし、次のような場合には許可が必要となります。

  • お客様の犬を管理する事業を行う(トリミングや預かり):動物取扱業の登録
  • ペットフードを販売する:農林水産省への届出

事業再構築補助金を活用できるドッグラン事業の経費

事業再構築補助金を活用できるドッグラン事業の経費

事業再構築補助金を活用できるドッグラン事業の対象経費について紹介していきます。

建物費

ドッグランに付属する施設の改修費などに使用することができます。ドッグランに併設するカフェや飲食店、ペットグッズの販売所などを事業再構築補助金を活用して建てたい場合は建物費として計上しましょう。

基本的に新築ではなく改修で使用するのが望ましいです。新築で利用する場合は、新築を建設する必要がある旨を説明した書類の提出が必要となります。


機械装置・システム構築費

ドッグランの設備は機械装置・システム構築費として事業再構築補助金の対象経費とすることができます。

専門家経費

事業再構築補助金を活用して新規事業を行うにあたって専門家の支援を受ける場合はその費用を専門家経費として計上することができます。ペット事業を行うにあたって開業のコンサルを依頼する場合などは事業再構築補助金を活用しましょう。

なお、事業再構築補助金の申請支援にかかる経費は専門家経費として計上できない点に注意が必要です。

広告宣伝・販売促進費

ドッグランのマーケティングにかかる費用を広告宣伝・販売促進費として事業再構築補助金の対象とすることができます。

ドッグランの事業再構築補助金の採択事例

ドッグランの事業再構築補助金の採択事例

ドッグランの採択事例は、ドッグラン単体を事業として行うのではなく、飲食業や宿泊業といった他業種の事業にドッグランを併設しているというものが多いです。

ドッグラン併設型カフェ

事業者名:八屋
事業計画名:ペットフーディスト監修、獣肉利活用するドッグラン・カフェ事業
事業内容:本事業は、当店の主たる業種「飲食サービス業」(大分類M)に該当する和風料理店の飲食店事業を変更することなく、ペット愛好家向けのドッグラン、ドッグカフェ事業を開始することにより、今後成長が見込まれるペット業界という「新分野展開」事業であり、「回復、再生応援枠」として応募いたします。

事業再構築補助金を活用してドッグランが併設されているカフェを開業した事例です。既存事業で飲食店を行なっている場合はシナジーを発揮しやすい事例であると言えるでしょう。

ドッグラン併設型トリミング、ペット用品販売店

事業者名:株式会社ハイナン
事業計画名:ゴルフ場からドッグラン、わんちゃんのワンストップ拠点への転換
事業内容:現在、ゴルフ練習場を経営しているが、これを閉鎖し、ドッグラン、ドッグトリミング、ドッグサプライ、ドッグフード販売店などわんちゃんに関連する集積拠点を設立してサービスのワンストップ化を愛犬家に提供する。

ゴルフ練習場が事業再構築補助金を活用してドッグランやトリミング、ペット用品販売といったペットの複合施設を開業した事例です。

自社の土地を有効に活用できており、リソースの選択と集中を行えている事例であるということができます。

ドッグラン併設型宿泊施設

事業者名:株式会社ヤマグチ
事業計画名:新たな宿泊需要に向けたペットと泊まれる癒しの一棟貸宿泊サービスの構築
事業内容:ペットブームと共に宿泊需要が回復傾向にある。ペットと泊まれる一棟貸の宿泊サービスに参入する。家族、グループ単位で宿泊でき、ドッグラン併設で癒し空間が満喫できる宿泊サービスを目指す。売上、収益拡大およびペット旅の需要に貢献する。

事業再構築補助金を活用してドッグランが併設されている宿泊施設を開業した事例です。

単なる宿泊施設ではなくドッグランを併設してペット連れでも楽しめるように工夫している点で通常の宿泊施設との差別化が図られていると言えます。

事業再構築補助金でドッグラン事業を行うときの注意点

事業再構築補助金でドッグラン事業を行うときの注意点

事業再構築補助金を活用してドッグラン事業を行うときの注意点について解説していきます。

ドッグラン自体の整備にかかる費用は補助対象外

ドッグランを開業するために土地を整備して芝をはるといった工事を行うと思いますが、これらの費用は補助対象外となる可能性が高いです。

これらの外構工事が対象となるような経費区分がないからです。また、事業再構築補助金の公募要領には構築物は補助対象外となると記載されているため、ドッグランのフェンスなどは補助対象外となると考えられます。

ドッグラン+αで差別化を図る

事業再構築補助金に採択されるためには、単なるドッグラン事業では採択が難しいでしょう。

飲食店にドッグランを併設する、宿泊施設にドッグランを併設するといった形であくまでもドッグランは付属として事業を行うと良いでしょう。

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まとめ

この記事では事業再構築補助金を活用したドッグランの開業の仕方について解説してきました。

ドッグランの採択事例は実際に多くあるので、今回紹介した採択事例や注意点を参考にしながら事業再構築補助金の活用を検討してみてくださいね。

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